木材の風化 5th stage act.3/karinto

少し寒いと思うくらいの秋晴れ。
もうストーブが必要となるのも
時間の問題。BASAの薪ストーブ
もそろそろ限界に近づいてます。
簡単な作りの安い物。夏場の在庫なら
3000円台。買っとけば良かったと
今更思う。エントツ掃除しました。

さて本題

少し前にインスタでは同じ様な
内容を載せましたがブログでも
書いて見ます。

【古材の色について】
・古民家の黒い材
古材と言っても色々あります。
古民家再生、古民家再構築
古民家カフェなど良く聞くその古民家。
むき出しの梁や柱なのど黒ですよね。
当時の台所は土間でおくどさん。
そのおくどさんの煙突は
外に抜けておらず低い高さで
煙りをあげる。
その煙りでむき出しの木材などは
黒くなってるのです。特に茅葺の
屋根などはその煙りで茅にわく害虫を
駆除してたみたいです。
わざと燻してる訳です。
黒くなった木材を磨く事であんなに
艶のある古材になる訳です。
もちろん煙り抜きは有りますが
天井裏などは煤だらけ。
当時の人は鼻毛ボーボーだと思う😅
ボーボーじゃ駄目だとおもうわ。
古民家の黒光りした木材は
煙りで燻され生活の中で磨かれて
作り出された色です。
煤の被ってる場所も磨けば
光ります。



・シルバーグレーはなんで?
私もよく使う古材パレットや
古材足場は何故シルバーグレーなのか。
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木材の変色は原因は光です。
普段の生活では光を遮断する事は
難しくその光のほとんどの紫外線に
より変色します。リグニンと言う成分が
紫外線の吸収で変色をもたらします。
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樹種にもよりますが光の変色だけだと
赤みの増すものや黄色くなる物
色合いに深みが増します。
しかし屋内であればこの程度の
変色。結論から申しますと屋外で
雨の当たる場所ならどんな樹種でも
シルバーグレーになります。
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先程述べた光の吸収で変化するとリグニン
は水に溶けやすく流れだし脱色された状態が
シルバーグレーって事です。
良く言われるアクが出るとか言われますが
この事の様です。
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上の図は先日作った座面。シルバーグレーじゃ
ないですね。この木は堅く風化的には
時間がかかります。表面はシルバーグレー
ですが磨くと元の色に近づきます。

では上の図の釘穴は何故黒いのか?
これは金属による変色です。
木材に含まれるタンニンが水分を介して
反応し黒くさせます。

木材からリグニンが流れ続けるとどうなる?
木はセルロースによって形成
されてます。またそれを補強してるのが
リグニンな訳でそのリグニンが減るつれて
組織が崩れ剥がれてきいます。やがては
微生物の力と菌により朽ちて土になります。

リグニンが出過ぎた材は強度もないので
作品にはなりません。堅木のパレットを
好んで使うのも風化時間の割にしっかり
しているからです。


堅い木の風化は遅く柔らかい木の風化は早い。
堅い木の組織は細かく柔らかい木の組織は粗い。
簡単に言うと早く腐る木と腐りにくい木です。
堅木は腐りにくい訳です。
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雨に当たる部分当たらな部分でも
大きく変色の違いは有ります。
せっかく自然が生み出す色合いは
なるべくそのままお届けしたく思います。

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そして最後に上の図は酸と金属で
強制にタンニンを変化されて出した色。
面白くも何とも無いので没でした。


おしまい😅

http://Instagram.com/karinto_base

10月14日15日けいほくクラフト







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by da193crftsman | 2017-10-04 12:18 | かりんとうのこと | Comments(0)  

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